- 「中之島駅」と「渡辺橋駅」では隣接する街区のビルや地下街と連絡通路で接続するとともに、将来の再開発や連絡通路整備に伴う開口設置に対応した構造物設計としました。
- 各駅とも中之島通の南北にエレベーターを備えた出入口を設置することにより、道路で分断されている河川エリア(遊歩道)とまちとの一体化を図りました。「大江橋駅」では護岸でイルミネーションの社会実験が、「中之島駅」では河川敷にてにぎわい空間(中之島バンクス)を設置する社会実験が実施されており、まちの魅力向上が期待されます。
- 利用者に駅そのものを楽しんでもらえるよう、「商業施設」(MINAMO)や「文化・芸術の創造と交流の場」(アートエリアB1)を導入し、賑わい機能をもたせています。
- 段差への対応:ホームから改札に至るエレベーターを1ルート設置するとともに、改札から地上に至る経路については、ビル接続部に設置されるエレベーターを活用したものを含め中之島通の南北に設置しました。
- 各案内サインは「バリアフリー新法」「改正外客誘致法」に準拠し、ピクトグラム・英語併記により、外国の方にもわかりやすい案内サインとしました。さらに主要なサインについては中国語、韓国語も併記しました。
- 各駅に「バリアフリー新法」に準拠した視覚障害者誘導用ブロック、有効幅90cm以上の拡幅型自動改札機、障害者等対応型便所、誘導鈴を設置しました。
- 駅の空調設備は、中之島線の立地性を生かして、「渡辺橋駅」は地域冷暖房システムを採用。「中之島駅」「大江橋駅」「なにわ橋駅」は河川水による空調熱交換を行うことにより、高い省エネルギー効率を実現するとともに、都市部のヒートアイランド抑制効果が期待できます。