中之島線概要

中之島線は、大阪の東西交通ネットワークの充実と、中之島西部地区再開発の進展に伴い発生する交通需要に対応するため、大阪国際会議場付近から京阪本線天満橋駅に至る建設延長約2.9kmの全線地下式の路線です。
本路線は「地下高速鉄道整備事業費補助」の適用の下、償還型上下分離方式により整備されました。
鉄道施設の建設・保有は、京阪電気鉄道(株)と大阪市、大阪府などが出資する第三セクターの中之島高速鉄道(株)が行い、京阪電気鉄道(株)は線路使用料を支払って列車を運行しています。

償還型上下分離方式

償還型上下分離方式

上下分離方式とは、鉄道施設を建設・保有する主体と運行する主体を分離し、新しい鉄道の建設・運行を容易にする方式です。その中でも、償還型上下分離方式とは、建設主体が資金調達して、建設した鉄道施設を運行主体が使用し、その使用料で一定の期間に借入金の償還を図るものです。従来に比べ、大幅に建設費負担が軽減され、建設と運行とが分離されるなど、新線の建設が容易となります。

事業概要

区間 中之島〜天満橋

営業キロ

3.0km

4駅[中之島駅(大阪国際会議場)、渡辺橋駅、大江橋駅、なにわ橋駅]

開業日

平成20年10月19日

事業主体

建設主体(第三種鉄道事業者):中之島高速鉄道株式会社
運行主体(第二種鉄道事業者):京阪電気鉄道株式会社

建設費

約1,307億円

事業期間

平成13年度〜21年度